ＪＡ京都府女性協では、役員・事務局合同会議において、米の消費拡大・食農教育活動の充実を目的に2017年より毎年「ニコ！ニコ！おにぎり大作戦」を実施しています。
2019年度は10月18日に京都市内で実施しました。

いつもはお弁当ですが、会議出席者におすすめの具を持ち寄っていただき、地域の自慢の食材を使ったり、ちょっと変わった具材を入れたり…作り方などを情報交換しながらの昼食は大変好評でした。

この日使用したお米は、食味ランキングにおいて３年連続最高評価の「特Ａ」を受けたこともある「丹波キヌヒカリ」。令和の皇位継承に際して行われた宮中祭祀である大嘗祭に献上したお米と同じ品種です。このキヌヒカリは絹のように白く艶やかなお米で粘りは少なくさっぱりとした味わいです。

日本人の米の消費量は、食の多様化やライフスタイルの変化に伴い減少傾向にありますが、米の消費拡大・食農教育活動を通じて、作る楽しみ、食べる楽しみに加え、家族・地域住民に喜んでもらえることの嬉しさも味わえる、そんな生活に密着した健康で心豊かなくらしを実現するための活動をＪＡ女性部の柱に据えて取り組みを継続していきたいと思います！

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、JA女性部活動等にも大きな影響が出ています。JAの支店などに集まっての活動ができないなか、各家庭でJA女性部員、組合員ならではの「今だからやってみよう！！」の3つのテーマ（①健康づくりエッセイ・②免疫力アップ料理レシピ・③ハンドメイド）で、作品を募集しています。受賞作品は作品集を作成し、JA滋賀中央会の広報活動(ホームページ等)で広く発信する他、JA主催のイベント等で披露いただくことを予定しています。

緊急事態宣言がやっと解除となり、少しばかり明るさも感じられるようになりましたが、 私たちの本来のJA女性部活動ができない中、今だから出来るJA女性部活動を考え、JA女性部離れがおこらないように、女性部の結束力を高め、JA女性部活動が再開出来るようになった時、やっぱりあってよかったJA女性部といってもらえるように、県女性協議会として取り組んでいきたいと思います。各女性部組織では、この機会に女性部だよりを発行し、JA女性部の組織力の大切さを発信しています。

・JAしが女性協議会チラシ
・JAレーク伊吹女性部だより
・JA東びわこ女性部だより

三重県下ＪＡ女性組織では新型コロナウイルスの感染拡大防止に必要な使い捨てマスクの品薄を受け、繰り返し洗って使える布製のマスク等を手作りする取り組みを行っています。

あるＪＡ女性組織では手芸に慣れた女性組織メンバーがＪＡ職員全員分の手作りの布製マスク（300枚）を、ＪＡの組合長に寄贈しました。マスクは黄色のコットンとガーゼを使った上下伸び縮みするプリーツ型で女性部長は「いつも活動場所を提供してもらい、お礼の気持ちを込めて贈った」と話していました。

また、別のＪＡ女性組織では女性組織役員等が各々自宅でマスクを作り（合計200枚）、手洗い・うがいの励行や日常への早期復興を祈るメッセージを添えて、JA直売所で買い物客に配布しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、会員が集まっての活動を自粛する中、自分たちにできることを考え、企画しました。

また、女性組織メンバーによる「マスクカバー手作り運動」を展開しているJAもあります。マスクの材料となるガーゼやひもが不足している中、環境面も考慮した簡単に量産できる使い捨てマスク用の布製カバー（400枚以上）を地域住民や職員用に作製しています。同JAでは、作り方を広報誌やホームページにも掲載しています。

穏やかな日常が、１日も早く訪れますように…

ＪＡ静岡女性組織協議会は、令和元年、設立70周年を迎え記念事業として「豪華客船“ぱしふぃっくびいなす”によるチャータークルーズ」を実施しました。
静岡市の清水港を出港、宮崎県日向市の細島港に寄港し瀬戸内海を経由して帰港する6月11日～14日の3泊4日の船旅で、県内17ＪＡ女性部員と役職員ら約500人が参加しました。

1日目は、「みんなでＷＡＩＷＡＩ～生活文化活動発表～」と「東国原英夫のトークショー」を行ないました。「みんなでＷＡＩＷＡＩ～生活文化活動発表～」では、6グループが日頃の活動やダンスなどの出し物を披露しました。発表者はお揃いの衣装をまとい、ステージで練習の成果を発揮していました。最後は参加者も含め全員で炭坑節を踊り、想像以上の大盛り上がりでした。

2日目は、細島港に寄港し2コースに分かれ、高千穂峡やクルスの海など観光地を巡りました。また、地元のＪＡ日向女性部の方々が特産の日向夏や兵衛酢を使った加工品を販売し、参加者はたくさんの商品を購入し交流しました。

3日目は、「ハンドメイド教室」と「ビンゴ大会」、「井上あずみの船上コンサート」を行ないました。「ハンドメイド教室」では女性部長が講師を務め、折りたたみメガネケース・彩り印籠・コットンパールネックレスを作りました。参加者は講師に教わりながら楽しそうに作り、出来上がった作品を嬉しそうに持ち帰りました。

そして、最終日の4日目は無事に清水港に帰港しました。洋上から眺める富士山はいつもと違った景色であり、静岡の良い所を再認識できた船旅でもありました。

参加者からは「楽しかった！」「素敵な時間だった、また行きたい！！」など嬉しい声がたくさんあがりました。
あっという間の4日間でしたが、多くの仲間が洋上で同じ時間を過ごし交流できたことで、他ＪＡ女性部と一体感を作ることができ、絆はさらに深まりました。
これからも女性部パワーで、10年後も20年後も輝いていきます！出発進行！！

岐阜県ＪＡグループでは、自給率の低い大豆に着目し、栽培、収穫、加工を通じて、「食」のあり方や「農」の大切さを見直すことを目的とした「まめなかな運動」を展開しています。「まめなかな」とは、岐阜県の方言「お元気ですか」という意味で、大豆の「まめ」とかけています。

この運動では、県ＪＡグループが、申込みのあった小学校に対し大豆１キロと学習冊子「大豆まめなかなブック」を無償で提供しています。そして、県内ＪＡ女性部員が中心となった「ＪＡ食農リーダー」が、各地域の小学校等に出向き、子どもたちに対して大豆の栽培や加工品づくりの支援をしています。

子どもたちの手で栽培し、それを調理して食べることで、育てることの大変さを伝えたり、大豆のおいしさを実感してもらったりしています。加工の調理メニューは、豆腐、味噌をはじめ、おからクッキーや大豆ドーナツ、げんこつ飴など多岐に渡ります。

平成１２年度から女性部活動をきっかけに始まったこの取り組みは、今年度で２０周年を迎えます。これまでに延べ７万７千人以上の児童に参加いただき、近年では、県内のおよそ半数の小学校がこの運動に参加しています。

次代を担う子どもたちに「食」と「農」の大切さを伝えるため、さらに「地産地消」や「食品ロス削減」に関心を持ってもらうため、岐阜県のＪＡ女性部ではこれからも県内各地域で「まめなかな活動」を続けていきます。

学習冊子「大豆まめなかなブック」はこちらからダウンロードできます。
https://ja-gifuken.jp/group/about/