「豆腐が作ってみたいなぁ」「豆腐を作るなら、余ったおからでお菓子もできるんじゃない」
ＪＡごとう女性部フレッシュミズ部会では年に３回、親子教室を計画し、役員会議でやってみたいことを話し合い実施します。

今回(6月30日)は、女性部役員に講師をお願いし【海水でつくる昔ながらの豆腐】、ホットケーキで簡単【生おからクッキー】作りに挑戦しました。
女性部の適格なアドバイスのもと、フレミズは豆腐作りの新たな発見に歓声を上げ、子供達はクッキーづくりに夢中になり、それぞれ楽しみながら完成させました。

お待ちかねの試食タイム。出来立ての豆腐とクッキーを前に顔がほころび《いただきます》の合図で「美味しいね」と親子でニッコリ笑顔。最初は「豆腐は食べない」とクッキーに夢中だった子供達も、海水で作った手作り豆腐の美味しさに「もっと食べたい！おかわり?」と競うように食べていました。

ＪＡごとう女性部フレッシュミズ部会では、子供と一緒に出来る体験を通して、口伝てに広まり、入部希望者が少しずつ増えています。これからもフレミズ活動を、ＪＡ・女性部も見守りながら魅力ある活動を続けていきます。

佐賀県ではＪＡ・漁協・生協の３団体の女性たちで、「佐賀県協同組合女性連絡会」を平成２年に結成し、水と環境を守る活動に取り組んできました。

同連絡会は発足して３０周年を迎える中、今年７月、佐賀市内で第３０回水と環境を守ろう協同組合女性のつどいを開催。３団体の構成員ら約３００人が参加し、「環境にやさしい洗剤を使い、水環境を守る」「食品ロスを減らす」など日常生活で実践できる事項を整理したメッセージを採択しました。

「未来につなげる女性の力」をテーマに開いた今年のつどいでは３０年間の取り組みを報告し、「協同組合間のつながりを大切にし、新しい広がりを作っていこう」と呼び掛けました。

毎年県内全市町村で行っている環境測定調査結果報告が行われ、ＪＡさが神埼地区女性部の藤原みち子さんは「測定をしてみて、山の木々が枯れた色をしているのは、酸性雨の影響ではないかと感じた」と話しました。

参加者からは「活動を継続することの大切さがよくわかった」「先輩方のいろいろな取り組みがあったから今があることがわかり、意志を引きつぐ大切さを感じた」などの声がありました。

会場のホワイエでは、環境に優しい商品の紹介のほか、ＪＡ自己改革の取り組みについてもアピールしました。

ＪＡ福岡県女性協議会は新・３ケ年計画「ＪＡ女性　地域に輝け　未来につなごう　We Do☆」を掲げ、「食を守る、農を支える・応援する、地域を支える、仲間をつくる、ＪＡ運営に参画する」の５つの柱に沿った、地域の実態をふまえての活動を進めています。

特に食を守る活動を未来につないでいくための取り組みとして、食品ロスについての学習を５月２２日（水）のＪＡ福岡県女性協議会のリーダー学習会のなかで、武庫川女子大学の藤本勇二先生により「ＪＡ女性部による食農教育充実への期待、食品ロス、日本型食生活の視点から」というテーマで学びました。

そのなかでＳＤＧｓはＪＡ女性部の活動そのものであり、農業や自然環境、地域の継続を大切にしていること。女性部の活動で学校給食に参画すること、食文化を継承すること、今日的な食課題（食品ロス、地産地消）の解決を期待する、などＳＤＧｓの目標についても５つの柱と関連があるとわかり、今までの活動に自信が持て、これからさらに何ができるかを女性協委員の仲間のそれぞれの地域特性なども考慮して知恵を出し合い、自分たちで考えて活動に取り入れたいと思っているところです。