新型コロナウイルス感染症の影響により、JA越後おぢや女性部でも親睦旅行や運動会など恒例活動は自粛や中止が続いてしまいました。

昨年3月には9支部が集まっての支部交流会を開催予定でしたが感染防止のため中止に。
「せっかくみんなで練習していたダンスも披露することができなくて残念」と部員からも寂しい声が聞かれました。

活動自粛が続き大勢で集まることができない中、「できることから少しずつやっていこう」との部長の呼びかけから、本店のカウンタースペースに女性部作品コーナーを設け、季節の飾りつけと一緒に支部活動で作った手芸作品を展示することにしました。

夏には特産品の小千谷縮で作った涼やかなマスクやコースター、ペーパービーズで作られたネックレスやピアスなどの素敵なアクセサリーが飾られ、来店したお客様やJA職員から「作り方を教えてほしい」と大変好評でした。

作品展示をきっかけに支部活動も感染対策を行いながら再開し始め、出来上がった作品が次々と並べられるように。
季節ごとに模様替えし、作品を入れ替えて展示していますので、次はどんな力作が並ぶのかとても楽しみです。

これからも「できることから少しずつ」を合言葉にコロナ過を乗り越えながら、楽しいを広める活動に前向きに取組んでいきます。

活動写真（作品展示）

コロナ禍の影響で女性部活動等が制限されている中、3密を避けた出来る活動として女性部員の繋がりと健康の維持・諏訪湖の環境保全を目的に諏訪湖一周（16㎞）を4回に分けての踏破を目標に掲げて<諏訪湖1周トコてくhike>を企画しました。全4回女性部員約200人がJA信州諏訪オリジナルベストを着用し、諏訪湖畔の美化活動を行いながらハイキングをしました。

笠原長子女性部長は「初めての企画に、沢山参加してくれて嬉しい、私たちの諏訪湖がいつまでも美しくあってほしい、改めて諏訪湖の魅力を発見してみましょう」と挨拶。

1回目はスタート前に諏訪漁協組合と連携し元理事の藤森重利さんから、漁業や諏訪湖の生態系に関するお話をしていただきました。

全ての回に参加した女性部員は「踏破賞」としてエコバックのプレゼントを受けとり「<諏訪湖1周トコてくhike>は女性部で取り組んでいるSDGsの実現に繋がることばかり」と満足げでした。

事務局は「大勢の方に参加していただき、とても好評だった。令和3年度もコースや季節を検討し企画するので、ぜひご参加ください」と呼びかけました。

また、第5回本部委員会では、検温や座席の間隔を開け、ソーシャルディスタンス等新型コロナウイルス感染予防対策を徹底しSDGsの勉強会を行いました。JA職員が講師となり、女性部活動で行っている食育活動やフードドライブ、諏訪湖1周トコてくhikeによる健康づくりや美化活動がSDGsのめざす「誰一人取り残さない社会づくり」という考え方や「みんなが協力する」という協同組合の考え方と重なり、そして17の目標に結びつき、世界規模で広まっている取組みに私たちも参加できていることを説明し、学びあいました。

女性部員は「とても勉強になった。女性部活動の充実がSDGsの取組みに繋がることを多くの仲間に伝えて行きたい」と話しました。

令和2年度は、新型コロナウイルスの感染拡大により今までと生活が一変し、女性部においても活動の中止や縮小が余儀なくされました。私たちＪＡ山梨みらい女性部は、JA合併に伴い発足して2年目で、さあこれからという時でしたので、何をやっていったらいいのか悩みました。

役員会はなるべく短時間で行い、会議終了後には紙ナプキンでマスク作り、手ぬぐいであずま袋作り、クリアファイルでマスクケース作りなど家でも簡単にできることを習い、その都度支部へ発信しました。
また、10月には本部役員の視察研修を行いました。視察先はJA管内とし、特産物の「あけぼの大豆」の枝豆の収穫体験と枝豆の選果施設の見学をしました。県外視察でなくても、自分たちの身近なところに目を向け学習するいい機会になりました。

各支部では、毎年味噌づくりを行っていますが、今年はコロナウイルスの感染状況を踏まえ、昭和支部では20年以上毎年1月下旬に実施していた味噌づくりを、3月下旬に変更し、10名程のグループに分かれ6日間行いました。延べ60名が参加し、1,440キロの味噌が出来上がりました。これまでのように、おしゃべりやお茶は出来なくなってしまいましたが、それそれの支部で感染対策をしながら味噌作りを行いました。

コロナ禍で何も出来ないと嘆くよりも、工夫して出来ることから少しずつ活動していく、継続していくことが大切だと思います。また、今話題になっているSDGsの精神は女性部活動に共通していると思いますので、今年はさらに理解を深め「地球の持続可能な未来のために、これからも私たちにできることから」始めていきます。

新型コロナウイルス感染症の脅威が収束しない中、例年中央会と共同で実施している生活文化活動体験発表会についても、その開催が難しい状況となりました。

発表会には毎年大勢の女性組織メンバーが参加し、活気あふれる大会が開催されていますが、コロナ禍においては県内の各地から人が集まるイベントは非常に困難です。

一時は中止も視野に入りましたが、これまで発表大会に向けて準備を進めてきた女性組織メンバーの努力を無にはしたくないという思いから、発表者がそれぞれ地元で発表の様子を動画に記録し、それをもとに審査会を実施するという形で、発表会を実現することとなりました。

すべての発表動画は後日DVDに記録して県内のすべての女性組織に配布することで、様々な活動の場で視聴することができるようにし、広く共有していただくようにしました。

メンバー同士のつながりを強みとする女性組織にとって、人の集まりを妨げるコロナ禍は大きな障害ですが、これに挫けず地元での活動を継続し、コロナが収束したあかつきには再び盛大な発表会を開くことができるよう頑張っていきます。