私たち、JA常総ひかり女性部は5支部、415名のメンバーで活動を展開しています。
健全な食と農を次世代に引き継ぐことや環境問題、そして高齢者福祉問題、SDGｓ活動など、積極的に取り組んでいます。

私たちの住んでいる地域では茨城の特産物「梨」がとても有名です。その梨を使って、女性部ならではの活動、選外梨を使っての料理に取り組んでいます。作った料理は地域の高齢者施設などに振舞っています。今回は梨のロールドポーク煮込み肉、梨の皮と人参のきんぴら、梨のゼリーの3品を作りました。普段なら捨ててしまう梨の皮も使って料理をしています。料理はどれもおいしく、とても好評でした。

私たちはこれからも規格外品を利用した料理のレシピを作成し、SDGｓの取り組みの中で食品ロス削減を推進していきます。

私が住む栃木県益子町は、益子焼きで有名で観光で訪れる方も多く、都会から移り住んでいる方も多くいらっしゃいます。
自然にも恵まれ、私が住む地区は丘陵地や大地、小貝川流域の平野など、様々な地形からなりたっており、それらの特性を活かし多種多様な西洋野菜を栽培しています。
親の世代までは葉たばこ作を中心に営んでいましたが、現在は、私が畑を利用して西洋野菜を栽培しています。
７人の仲間と「ましこ西洋野菜研究会」を組織して、会員が栽培したものを共同で出荷したり、ＰＲ活動や情報の交換など様々な活動を行っています。
野菜は『道の駅ましこ』をはじめ、益子町内の飲食店や関東圏内のホテルに納入するほか、個人的にネット販売もしています。また最近では無印良品の店舗でも販売会を行いました。
私が栽培しているのは、ジャガイモを２０種類程度と、ケールが中心になります。
ケールは、ドレッシングに加工して販売、今後は麺にも加工してネットなども活用して販売する計画をしています。
加工品としては、ショウガシロップも人気です。
ジャガイモは色とりどりですので、普段のメニューに取り入れていいただくと、食卓がぱっと明るくなるので是非使っていただきたいです。
フレッシュミズの仲間とは、これからも食育など様々な活動を通じて農業や農作物をＰＲしていきたいです。

ＪＡ邑楽館林女性会では、ＪＡの特産品であるキュウリをはじめ、地元農産物を使った料理の販売や子どもたちへの食育、手芸作品の寄贈など、行政などと連携したイベントに積極的に参加し、地域の活性化につなげています。２０２３年度の本支部活動は１１８回にのぼりました。

今年５月には、ＪＡ邑楽館林女性会明和支部が、「アルモンデ」（家にある食材を持ち寄り、その場でレシピを考案しておいしい料理に仕上げるやり方）を取り入れながら、手作りのお弁当を作り、地域の高齢者や１人世帯などに配布しました。

また、７月には、県内のＮＰＯ法人が開いた子ども食堂で、地域の子どもたちに「おやさいとなかよくなろう講座」を開催しました。ＪＡ管内で生産の盛んなキュウリやニガウリなどの野菜クイズを出題したり、地場産野菜の特徴や栄養素を紹介し、さらに農協牛乳を使ったフルーツ牛乳寒天を作り、８０人の参加者に配りました。
ＪＡ邑楽館林女性会では、活動を通じて仲間が増えることを願いながら、ＪＡや地域に貢献する活動を続けていきたいと思います。

ＪＡ南彩女性部は、今年度７支部421名で活動を行っています。今回は岩槻支部での取り組みをご紹介します。

毎年12月にフードパントリーへの寄付を行っています。数年前、地区長の農園で働く５人の子供を育てるシングルマザーに、子育て支援や生活困窮世帯の現状について話を聞いた際に、「取れすぎた野菜が役立てられるのでは」と考えたことがきっかけで、ご主人が青年部で取り組みを始め、女性部も３年前から活動をしています。

寄付募集のチラシの作成や寄付品の窓口預かり等、JA支店にもご協力をいただいています。
昨年は、大根・お米・うどん・圧力鍋等を寄付し、開催時は６３世帯の利用があり、皆様喜んで受取っていただいたと報告がありました。
今後も、フードロス解消も含め、困っている方の力になれるよう、募集先を広げ、継続的に長く続けられる活動を行っていきます。