JA香川県女性部は、各地域で取り組んできた地産地消料理や伝承料理を次世代に伝えようと、オリジナルレシピ集「伝えよう　繋げよう　かあちゃんの味～つくってんまい　たべてんまい　おいしいでぇ～」を昨年度、合併20周年記念事業の一環として作成しました。

県内26地域女性部が協力し、県産農畜産物を使用して古くから伝わる「あんもち雑煮」や「しょうゆ豆」をはじめとする郷土料理や、ごはん、おかず、汁、デザートなど、この一冊で様々なレシピを紹介しています。
レシピ集には各地域女性部が料理教室などで作る自慢のレシピや調理のポイント、調理時間や特産品を掲載し、全女性部員に配付して食農教育や地産地消料理教室などで活用する他、県内小学校への寄贈、㈱農協観光高松支店を通じて県内のホテル、旅館等の宿泊施設にも送付し、香川県のおもてなしの一助に役立てていただく予定です。

現在、好評につきJAや女性部への問い合わせも多く、レシピ集の内容をJA香川県のHPに掲載し一般公開していますので、ぜひご覧ください。

今後も地域の若い世代の方々を対象にした料理教室や、寄贈先等でのレシピ集の活用を普及推進し、私たちの味を次世代へ伝えていきたいと思います。

ＪＡ徳島女性組織協議会では、生活指導員連絡協議会と合同で乳和食料理講習会を２０１９年７月１０日に開き、両協議会から２０人が出席しました。家の光地方講師の泉マス子さんが講師を務め、高血圧予防や高齢者に不足しがちなカルシウムを補う等の効果が見込まれる牛乳・手作りした乳清やカッテージチーズと徳島県産の野菜をふんだんに使用した乳和食を調理しました。

今年度も開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、県全体で集まっての料理講習会は中止し、各ＪＡ女性部単位での取り組みをお願いしました。緊急事態宣言が解除になっても、以前とは違う生活様式が求められており、今まで同様の活動が難しい中でＪＡ女性部としてどのような活動が出来るか、どうやって地域へ貢献する活動に取り組むか模索しながら、今後の活動を展開していきたいと思います。

ＪＡ広島中央女性部は７月から月１回地域の子供に食事を提供する「子ども食堂」の取り組みを始めました。初回は１５日に実施し、ＪＡから食材をいただき旬の野菜を使った弁当を作りこども達に届けました。

未来ある子どもたちを食の面から支え、持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）にもつなげられるとＪＡから女性部に協力依頼があり、女性部は、農産物の魅力や生産者への感謝、家庭の味を伝えることを重点に実施していくこととし、ＪＡと一緒に「子ども食堂」の取り組みが実現しました。

初回の献立は、煮込みハンバーグ、ポテトサラダ・茄子の田楽・インゲンの胡麻和え・キャベツ炒め等２０食分を作りました。お米はＪＡ広島中央管内で作付けしている「恋の予感」を使用しました。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、私たちは児童・生徒との交流はかないませんでしたが、食材や産地を記したメニュー表とお弁当作りを担当した女性部の紹介チラシで交流の形としました。

施設の代表者からは、「食事を子ども達みんなが楽しみにしている」と歓迎のことばをいただきました。

私たち女性部は、子どもの成長に寄与出来れば最高です。コロナウイルス感染拡大の様子を見ながら今後は交流も深めていきたいと思っております。

新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、岡山県下のＪＡ女性部では従来のような活動ができないながらも、「三密」に配慮しながら様々な活動を行っています。

ＪＡ晴れの国岡山真庭女性部では３月、マスク不足を受けて有志で集まり、２日間で１００枚のマスクを作成、ＪＡの支店を通じて無料配布を行いました。手に入りにくい材料は、活動に賛同してくれた地元の業者から無償で譲り受けることができました。
また、同ＪＡ岡山東女性部では５月、外出自粛でなかなか集まれない部員同士を繋ぐため、女性部だより「あしたば」を作成し、部員の自宅に郵送しました。創刊号では、書面議決となった女性部総代会の報告や、リレーコラムなどを手書きで掲載、今後は部員から写真やイラストなどを募集し、継続して発行していくこととしています。

その他の女性部でも、自粛で鈍った体を体操教室で解きほぐしたり、滅入った気分を吹き飛ばし楽しんでもらおうと花の寄せ植えを行ったりしています。

感染者が再び増加しており、まだまだ予断を許さない状況が続いていますが、やれる範囲でこつこつと、コロナ禍をＪＡ女性部パワーで乗り切っていきます。