
私は広島県呉市東部、瀬戸内海に面した気候穏やかな30軒程の小さな集落に住んでいます。
2018年7月の西日本豪雨災害により約20㌶の圃場が被害にあいました。一昨年ようやく復旧工事が終わり、なんとか圃場らしさは取り戻しましたが、まだ、圃場には大・中・小の石が残っており、地域で力を合わせ取り除きながら、一部の圃場で稲作や特産の里芋の植え付けを再開しました。
そして、災害から7年が経った現在、集落の高齢化も進み、圃場によっては災害前のような管理ができないご近所さんも出てきました。集落全体で話し合い、手分けして作ることとなり、「生まれ育った場所を今まで通りの姿で1日でも長く残したい!」そんな思いで、悩んだ末20㌃ほどですが借り受けることを決めました。
その後、集落の方々に協力してもらい鳥獣害対策から始まり4月半ばには里芋1200株を植え付け、5月末には田植えを行いました。これからもみんなで力をあわせ農業を続けることで、生まれ育った集落を守っていきます。



