担い手支援１４ＪＡ合同交流会
ＪＡ東京女性組織協議会では、稲城市のよみうりランド遊園地内バーベキューパークＪＵ―ＪＵで、「担い手支援１４JA合同交流会」を開催しました。ＪＡ東京女性協としては、担い手支援事業は今年度初の試みとなります。地域での交流が盛んなJA女性組織部員が機会の提供役となり、都域の参加者間交流を図り、担い手の確保を目的としています。また、ＪＡ女性組織としても幅広いメンバーの拡充および次世代リーダー育成につながる世代間交流を図ることを目的しています。女性部からの紹介を受けた約８０名の組合員、准組合員、ＪＡ職員等が参加し、交流を深めることができました。

ＪＡ都女協ロゴマークの作成
ＪＡ東京女性協のロゴマークについて、東京都内のＪＡ女性組織部員の意識統一をはかり、日々の組織活動や農業祭等のイベント等、さまざまな使用場面で使うことを通じてＪＡ女性組織及びその活動を活性化させていく目的で、ＪＡ都女協ロゴマークを作成しました。
ロゴマークには、色とりどりのお花の色彩でSDGsを表現、真ん中の手書きのお花は女性の柔らかさと手を取り合って作っていく組織の未来像をイメージしました。
また、ＪＡ東京女性協では年に一度、「ＪＡ東京女性リーダー研修会」を開催しています。これからも積極的に、ＪＡ女性組織およびＪＡ運営に必要な女性の役割を考え、女性パワーを発揮する意識を高めるとともに、女性リーダーの育成、資質の向上を目指していきたいと思います。

JA成田市女性部は5支部90人で文化活動・健康活動さらに地元産転作大豆で手作りみそ造りを行っています。
転作大豆をJAが買い取り、私たちがみそに加工し、JAが販売するという流れでJAと女性部が一体となったみそ作りを約35年続けています。

味噌作りには、転作大豆と米840kgを加工する時、大豆の煮汁が約1400ℓ出ますが、数年前までこの煮汁をすべて廃棄していました。
この煮汁を何か再利用できないかと考え、イチジク用の堆肥10ｔ(煮汁:1000ℓ)として利用してみました。大豆煮汁の堆肥は、3～4日後に70℃以上の高温で発酵し、良質な堆肥が出来上がります。

また、加工作業中の道具・床等のすべての洗い物は、大豆煮汁で洗います。洗剤は一切使いませんが、洗浄力は抜群です。しかし、大豆煮汁は3～4日で腐敗してしまうため、「大豆煮汁石けん」を作ってみることにしました。
なんとその石けんは色んな物をきれいにし、手に付いた魚のニオイも消してくれます。

身近にまだまだお宝があるかもしれません。
これからもJA味噌チームは、お宝発見に目を向けていきます。

私の所属する上野方支部では、一昨年ごろよりSDGsを意識し始めました。役員会の際に女性部活動や個人でどんな事をしているか確認しあったところ、米のとぎ汁を花の水やりに利用する、買い物はエコバックを持参する、食品は手前のものから買う等、個々で様々なSDGsに取り組んでいる様子が伺えました。

支部活動では１７の持続可能な開発目標の中から「できる事から始めよう」とダンボールコンポストの取り組みをはじめ、フードドライブや子ども食堂等に取り組みました。その中でも特にペットボトルキャップの回収活動に力をいれました。
キャップは様々な工程を経て、フラワーポットに再生されます。再生されたポットに、季節の草花を植え、SDGs活動の輪が広がるように期待を込めて公民館等に設置しています。

私はこの活動をしていく中で、自然環境により一層関心を持つようになりました。そして常にSDGsを心掛け女性部活動に活かしていきたいと思います。

私が部長を務めるＪＡ神奈川つくい女性部には、７地区の女性部があり、各地区で部員間の交流を深め、助け合い活動に取り組んでいます。
当部では、新型コロナウイルス感染症により活動を自粛していた期間に、何か活動ができないかと「使用済みカイロ回収運動」を始めました。これは、カイロの中身を加工し水質を保全する企業の取り組みに賛同し始めたもので、令和３年度から実施しています。

令和４年度からは、他の活用方法を模索する中で、カイロの中身に含まれる塩分を除去すると土壌改良土として利用できるとわかり、当ＪＡ本店花壇に混ぜ込んでキャベツやブロッコリーの栽培に有効活用しました。
他にも直売所のイベントなどの、種まき体験の土にも塩分除去済みのカイロの中身を混ぜ込み、活用できる場を広げながら、資源の有効活用を訴えかけています。

回収運動は、捨ててしまうものを新たな資源として有効活用し、新たな役割を待たせることができます。これからも女性部員がＳＤＧsの意識を持って取り組める組織活動を模索していきたいと思っています。

私たちJA南アルプス市女性部は、ＳＤＧｓにつながる活動に積極的に取り組んでいます。日頃から各支部部員やJA役職員らに呼び掛けてお米や家庭で余った食料品、日用品やタオル類などを集めて、年4回、フードバンクや社会福祉協議会などに寄付を行っております。役員会で「家の光」を使った食品ロスの勉強会を開いたことが活動の始まりでコロナ禍の活動自粛中でも出来る活動として、部員から「フードドライブに取り組みたい」と声が上がり、2021年本格的に開始しました。各支店、本店などに回収ＢＯＸを接置し寄付を募っています。当初は約80kの寄付でしたが、2年後には倍の約160kになるなど活動の輪が広がっています。

私たちのこの活動がＳＤＧｓに繋がるよう、これからも女性部の仲間と活動を行っていきます。