私は、地元の生駒市の食育を行う組織「いこま食育ラウンドテーブル」の委員となり、市内園児を対象にじゃがいもの植付、収穫体験など食農教育を行っています。じゃがいも堀りの後の食農講座では、分かりやすくパネルを使用し「じゃがいもができるまで」の話をしており、園児たちは目を輝かせながら話を聞いてくれます。今後も一人でも多くの子どもたちに野菜を育てる大変さ、収穫の喜び、食べる事の大切さを伝えていきたいと思います。

さらに、“地元の農産物を知ってもらいたい！”という私たち地域の思いが一つになりオープンした「きたやまと　まごころ朝市」では、手作りこんにゃくやハチミツなどの加工品販売も行っています。地元の耕作放棄地を活用し、丹精込めて栽培した大豆から作る手作り味噌は販売開始30分で完売するほど人気です！
これからも、仲間や地域の人と助けあいながら、食農教育にも地産地消にも全力で取り組んでいきたいと思います。

農作業事故はあまり報道されませんが、農作業車の横転や熱中症など身近に起こっています。私が所属するＪＡ京都管内でも死亡事故が発生していることを知って、女性部でも何かできることはないだろうかと思い、みんなで話し合い農作業事故防止に繋がる啓発グッズとして「みょうが結びのストラップ」を作ることにしました。

ＪＡ京都女性部は京都府内でも広域で、南部ブロックと北部ブロックに分かれていて共に活動する機会が少ないのですが、今回は南部と北部の女性部合同でストラップ作りに取り組みました。完成したストラップ約５００個をＪＡ京都の大槻松平代表理事理事長に寄贈し農事組合法人や京野菜部会など、農作業に従事する関係各所に配ってもらいました。ストラップには「農作業事故０をめざそう」「愛ことば今日も無事故で頑張って」などと書いた１６種類のカードも付けました。農作業中に「みょうが結びのストラップ」を見て、心配する家族や友人のことを思って安全に気をつけてもらえればという私たちの想いです。

農作業事故防止の取り組みを通じて、地域のみなさんの安全に貢献できればうれしく思います。

ＪAグリーン近江女性部の東近江地域の３つの支部では、令和３年１２月よりＳＤＧ‘ｓを意識した活動を行う中で、身近で困っている方々へ何か支援ができないかと考え、「フードドライブ」に取り組んでいます。各家庭より持ち寄り集められた食品は、東近江市社会福祉協議会を通じて支援を必要とされているご家庭に届けられます。

１１月になると寄贈するための食品を募集するのですが、頂いたが使っていない食品や、買ったことを忘れた食品などが次から次へと・・・。一年に一度、食品ロスついて考えるよいきっかけにもなっています。集まった寄贈品は支部役員が市社協へ届け、配布するための仕分け作業も手伝っています。

この活動も４年目を迎え、今では地域を超えた女性部支部や、女性部以外の組合員の皆様からも協力していただけるようになりました。農家から集まった米や野菜は大変喜ばれています。今後も、さらに支援の輪が広がり、少しでも地域の皆様に喜んでいただけるよう、継続して取り組んでいきます。

ＪＡ津安芸女性部「おやさいづくりサークル」は、2月に津こども園の園児と一緒にジャガイモの定植を行い、６月に収穫を予定しています。5月には、サツマイモの定植も行いました。

また、2019年度より、津市立雲出小学校3年生児童が育てた大豆を使用し、「お豆腐作り出前講座」を行っています。「SDGs目標12『つくる責任 つかう責任』の学習の一環として「おからドーナツ」作りを行い、大豆を残さずおいしく食べきる喜びを子供たちと共有しました。

2024年度には、三重県立みえ夢学園高等学校で「食農出前講座」を実施しました。講座では、「ＪＡみえ女性連絡会議50周年記念レシピ集」から、「いちじく寿司といちご大福」の2品を作りました。また、女性部が仕込んだみそを使って「みそ玉」を作り、お湯を注ぐだけで簡単にできるみそ汁も体験しました。参加した生徒からは、「簡単に発酵食品を取り入れられるレシピが良かった」と、嬉しい感想が寄せられました。

2025年度も引き続き、女性部の仲間と一緒に食農活動に取り組んでいきます。