昨年3月の急激な新型コロナの感染拡大により、私たち立待地区JA女性部も活動を自粛せざるを得ない状況になりました。地区総会を急遽取り止め書面決議に変更。毎月開催していた講座も中止となり、4月は立体マスクの型紙を配布して「自習」。その後、人数制限や時間を短縮し2回に分ける等コロナ対策をした講座の計画を立てましたが、再びの感染拡大により、マスクケース作り・防災知識などの資料を配布し自習に変更しました。
そんな中、7月にはJA女性部員が運営する農産物直売所「ふきのとう市」が開かれました。感染対策を行い、屋外での開催とあって、想定していた以上の来客がありました。そこで見たのは、久しぶりに顔を合わす仲間のマスク越しでもわかる笑顔と、コロナ禍であってもみんなと繋がっていたいという思いでした。どんな形でもいいから何かできないかと考え、「コロナ禍で暗い世の中をお花で明るくしたい」と、花苗を女性部員へ無償配布。地元の保育園にも花苗の寄付をしました。11月には屋外倉庫で「寄せ植え」、12月には毎年人気の「仏花づくり講座」を廊下も利用してソーシャルディスタンスを保ちながら開催し、楽しい時間を共有することができました。また、JA女性部員の加工グループ「三代会」が毎年小学校で行っている「みそ作り体験」を、児童が集まって桶の中を覗き込まなくてもいいように鏡を使って見えるように工夫して今年も開催したと聞き、コロナ禍であってもいろんな活動をしている仲間を紹介したいと思い、初めて地区JA女性部の「立待地区だより」を発行しました。
人は困難な時にこそ無限の知恵とアイデアが浮かんできます。これからも部員の皆様の知恵をお借りしながら、女性部活動を続けて行きたいと思います。