JA八千代市女性部では、2023年から「米消費拡大に向けた料理教室」を開催しています。八千代市内では米の生産が盛んですが、全国的に年々減少している米の消費量を拡大する為、市内産のコシヒカリを使った草だんごを作る料理教室を行っています。

教室では、５升の米を３時間ほど水につけて置き、ざるに上げて蒸し器にかけ、水で洗って再び蒸しあげて餅にしていく丁寧な工程を経ることで、ヨモギの香りが爽やかで緑色が鮮やかな草だんごが完成します。参加した部員は、もち米ではなくうるち米を使った調理法に興味津々で、普段と違うレシピから新たな学びを得ることが出来ました。

また、得た知識を女性部から積極的に発信していくことで、国産の農産物をもっとたくさんの人に食べてもらえるきっかけになります。これからも女性部活動を通して、市内産農産物のPRを行うことで地元の食の豊かさを伝え、農業を守ることで地域に貢献していきたいと思います。

私が部長を務めるＪＡ越谷市女性部は、7支部206人の部員で交流を深め楽しく活動に取り組んでいます。
今回は特に力を入れている「地産地消」の取り組みの1つをご紹介します。

農業者と消費者の交流の場として、ＪＡと地域を結ぶかけはしとなれるようにとＪＡ越谷市が開催する「地産地消フェスタ」に私達女性部も毎年参加をしていて、今回で3回目となりました。

越谷産の野菜を使った豚汁や越谷産の米で作ったつきたて餅の販売を行い、安心・安全な地元農産物の魅力を感じてもらいました。
お客様との交流・ふれあいを大切にし、笑顔で食べている姿や「おいしい」の一言で私達も元気をもらっています。

私達、女性部が元気に輝くことで地域を活気づけ、これからも健康で元気に、楽しく助け合いながら活動を行っていきたいと思います。

群馬県はコンニャク芋の生産が盛んで、国内生産量の９割以上を占めています。私が住んでいる地域でも、あちらこちらにコンニャク畑が広がっています。コンニャクを手作りする家庭も多く、子どもの頃から身近な作物の一つです。

今は、コンニャクが芋から作られることを知らない人も多いと聞きます。私たちＪＡ利根沼田女性部赤城根支部では、子ども達に地域の特産品について正しい知識を持ち、もっともっと身近に感じてほしいと、一昨年から地元の小学校と協力してコンニャク芋の植え付けから収穫、調理までを学年別に行う体験教室を始めました。

体験教室では畑での作業や調理の他、手作りのイラストを使って出荷までの工程も伝えます。出荷規格の大きさになるまで２～３年かかるコンニャク芋。とても手間のかかる作物ですが、手作りコンニャクの味は格別です！実際に工程を体験することで、楽しみながら正しい知識を身に着けて、ふるさとの味を守り伝えていってほしいと願っています。

私は栃木県の真岡市で、夫と息子とともに米を２５ヘクタール、麦１５ヘクタール、大豆１ヘクタール、ソバ１．５ヘクタールを栽培する耕種農家です。

ＪＡはが野女性会では、地域貢献活動として６つある地区ごとにアルミ缶回収運動を行っており、アルミ缶回収で得た益金でＪＡの福祉施設などへ福祉用具や生活用品を寄付しています。私たちの真岡地区では、今年は全部で８２０キロのアルミ缶が集まりその益金で、ＪＡの地元のデイサービスセンターに、膝掛けと手作りのおまんじゅうを寄付しました。
また、フードバンクへの寄付についても、真岡市の社会福祉協議会に毎月交代で真岡地区女性会と二宮地区女性会が「すぐに食べられるものを」との要請を受けてカップラーメンやパンなどを提供しています。

ＪＡ栃木女性会では、創立７０周年記念で令和２年度からペットボトルキャップの回収運動を県全体で始めました。今年で５年目となり定着している活動です。　回収したペットボトルキャップは、ポリオワクチン活動への寄付を行っている業者に持ち込んでいます。ＪＡはが野女性会では令和６年度合計で１６４０キロとなり、ワクチン換算で約８２０人分の実績になりました。

ＪＡはが野では、食農教育として地区ごとに年間を通じて「未来ちゃんクラブ」を運営しており、各地区女性会が調理指導などで協力しています。私たちの真岡地区女性会では、今年「巻き寿司づくり」を子どもたちと一緒に行いました。

これらの活動は、歴史を重ねながら実施してきていますので、これからも長く続けていきたいです。