
国内どこに暮らしていても起こりうる異常気象、災害の怖さは他人事ではありません。
今年は、阪神淡路大震災から30年を迎えます。忘れることのできない深い悲しみが続いています。そんな中人々は、支え合い寄り添い生きていく姿に力強さと感動を覚えます。生きるために食べる、寒い中温かいものを届けたい皆が同じ気持ちで過ごす日々でした。
「私たち女性部ができることはないのか?」
そこで考えたのが『ごはんを炊こう』それが炊き出し訓練のはじまりです。
私たちの住む土地柄どの家にも「かまど」と「羽釜」があるものです。季節によっては山菜の下ごしらえ、たけのこを茹で味噌づくりでも大豆を茹で、うどんやそばも屋下でかまどの利用は多いものでした。だから「ごはんを炊く」簡単な作業だと思っていましたが、失敗ばかりでした。かたかったり、焦げすぎたり考えてみれば「かまど」を利用していたのは私たちより一世代前のたくましい女性達でした。永い生活の中で培った経験と豊かな知識を持った先輩方に教え頂きながら進めてまいりました。この訓練は次世代の若者たち、地域の子どもたちとのふれあいの場・交流の場として続けられたらいいと思い続けている活動です。きっかけは小さな想いでもちょっとだけ幸が待っている。がんばります。



