コロナ禍でも活動を止めず新しい手法で―この言葉をモットーに、この２年間活動を進めています！

☆活動の見える化を実践中☆
令和２年度から「女性協ニュース」を年４回発行しています。県全体の活動はもちろん、各ＪＡ女性部の取り組みをピックアップしたりと盛りだくさんの内容になっています。ＳＮＳで公開のほか会議やイベント等でも配布し、広く情報共有を図っています。「県女性協が身近に感じる」「他組織の活動が参考になる」など嬉しい声が届いています♪
また、県フレミズ部会では、同じく令和２年度よりＦａｃｅｂｏｏｋ、令和３年度からはＩｎｓｔａｇｒａｍの運用を開始しており、活動の都度更新を心掛けています。フォロワー数・閲覧数も伸び、全国の仲間と気軽に繋がれる点にＳＮＳの力を感じているところです。

☆新たな取り組みに挑戦☆
令和３年…春、ＪＡ女性組織の歴史や基礎知識をあらためて学ぶことを目的にＷｅｂで「ＪＡ女性組織基礎研修会」を初開催。「JA女性読本」をテキストに“なぜＪＡに女性の力が必要なのか”ということを皆で共有しました。

夏、感染症の状況が落ち着かず、県域で集まるのは不安・・でもお隣さん同士なら！ということで、県内５地区に分かれて、活動交流会を開催しました。久しぶりに顔を合わせる仲間たちとほっとするひと時・・グループに分かれて活発な意見交換ができました。

秋、新米の時期です！新潟といえば米どころ。近年お米の消費が減っていることを背景に、県全体の活動として「新潟米でごはん食ＰＲ大作戦！」を実施しています。この取り組みは令和３年度からですが、定着をはかるため継続していく予定です。

令和５年に創立７０周年を迎える県女性協。令和４年度は、その準備の１年になります。コロナ禍は「いつも」と違うからこそ組織を見直し、挑戦するチャンスでもあります。ますます充実した女性組織活動となるよう、県域全体で盛り上げていきたいと思います！

JA新潟女性協NEWS 2022年3月号
JA新潟女性協NEWS 2022年1月号
JA新潟女性協NEWS 2021年10月号

ＪＡ梨北女性部は、山梨の北西部に位置し山梨県韮崎市・北杜市・甲斐市の一部（旧双葉町）を管轄エリアとしています。ノーベル医学生理学賞を受賞された大村智博士の故郷です。山梨のブランド『梨北米』をはじめ、果樹・野菜・甲州牛など、多彩な農畜産物を生産しています。

コロナ時代もすでに２年以上が過ぎ、今までに経験した事が無いような生活状況の中、女性部活動も制限、自粛と思うように動けない日々が続いています。　　　　
例年では研修旅行、グランドゴルフ大会、各種イベントへの参加など活動も幅広くあり部員同士の交流も出来ましたが、今では各支部の役員を中心に人数制限などを行いながらSDGsについての勉強会、『家の光』を参考にした新聞紙でのエコバッグ作り、しめ縄作りなどの活動をしています。

そんな中、ＪＡ梨北女性部穂坂支部は山梨県初のＪＡ女性組織として誕生し７０周年を迎えました。先輩部員さん達が培ってきた歴史を振り返り、次世代に繋げる想いとして「創立７０周年記念大会」を開催しようと実行委員会を立ちあげ、withコロナの気持ちで活動しています。

記念事業として、女性部だよりの全戸配布や記念誌の作成、家の光協会に講師をお願いしSDGsの勉強会の活動もしています。

先輩部員にも声をかけ開催を予定していた「創立７０周年記念大会」は、コロナの感染拡大により延期せざるを得ませんでしたが、私達女性部員は困難な時こそ力を合わせ、輝いている今を　楽しく・元気で・未来へ繋げるため頑張っていこうと思います。

ＪＡ神奈川県女性組織協議会は10組織、11,990人の部員で活動しています。

新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないなか、県女協および各ＪＡの女性組織活動は制約されましたが、部員ひとり一人が、この情勢下でも出来ることを考え、アイデアを出し合い、行動に移しています。

令和３年12月、県女性協は、『第43回ＪＡ女性部大会、生活文化活動体験発表会（県家の光大会）』を実地とＷＥＢのハイブリットにより開催しました。実地は、審査員や各組織の代表者らを参集範囲とし、最小限としました。本来であれば多くの部員に集まっていただき、次期３カ年計画に対する意見や要望、女性部活動等の体験発表者の声や仕草を対面で聴取して欲しかったです。しかし、その代わり、発表者と画面の向こうの部員との一体感を表すため、ライブ中継を通じて応援いただき、盛り上がることができました。

また、例年、実施している『女性部員のＪＡ運営参画のための研修会』も部員を一堂に会すことは難しく、講演内容をＤＶＤに収録して各ＪＡ女性組織での活用をお願いしています。
講師のひとりである、ＪＡ神奈川県中央会の大川良一代表理事会長は、「ＪＡグループ神奈川として女性組織に期待すること」をテーマに講演いただきました。「女性組織の活動は貸借対照表の数字には表せない『見えないとても大きな財産』であり、時代時代で重要なテーマに応じて活動し、農協の事業を生み出すきっかけを作り、女性の地位を築いてきた。今後10年先を見据えて、活動を続けていただきたい」と女性組織に熱い期待を寄せました。

県女性協の川邊智子会長のモットーは、「やるからには楽しんでやる‼」。
出来ることを楽しみながら、これからも地域に根ざした組織として精力的に活動を展開します。

一昨年から続く新型コロナウイルス感染症は、人と人とのつながりを大切にする女性組織にとって大きな影響を及ぼしております。
しかし、東京の女性組織は、現状に悲観することなく、「できることから前向きに！楽しく！」をモットーに活動しております！

JA東京女性組織協議会は、年に1度、都外に「研修旅行」を行っております。例年500名の参加者が集う一大行事となっていますが、コロナ禍のため他県JA女性組織との交流や地域文化・伝統芸能の学習会が困難となっております。毎年楽しみにしている女性部員もいるため「何か変わりにできることはないか」と協議を重ねました。その結果、都内にある「劇団四季」にて日帰りの文化・観劇鑑賞会を行うことにしました。
講演は、家族との絆、人と人とのつながり、前向きにチャレンジすることの大切さ等を実感する講演でした。「久しぶりの活動でみんなに会えて楽しかった」「初めて見る内容だったけど素晴らしかった」「貸切公演だったから安心してみることができた」など好評な活動となりました。

さらに、JA東京女性組織協議会では、東日本大震災の支援を継続して行っております。
従来であれば活動の都度、募金活動をしておりましたが、集まる機会が減っております。「募金活動はできないがなにかできることはないか」そうした視点から、経済的な復興支援を目的として「東日本大震災被災地『買って応援！』企画」を実施。これは被災地である岩手・宮城・福島の地場産品・名産品を購入することで生産者・販売業・観光業を応援する活動としております。

この活動は農協観光と協同実施。被災地のJA直売所やお土産販売店と連携し、JA東京女性部限定の特別セット販売を実施しましたが、ご賛同いただける方が多く、たくさんの女性部員が参加し予想以上の経済支援活動となりました。参加者も「復興支援をしながら、ちょっとした旅気分を味わえた」と満足なイベントとなりました。
その他にも、「オンラインハンドメイド講座」として、家の光の記事を活用した手芸WEB講座や研修会・発表大会のWEB化などコロナでも歩みを決して止めることなく、常に活動しています。

「コロナだから…。」と活動を停止してしまうことは簡単です。ですがそれは活動を楽しみにしている女性部員の楽しみを奪うことになってしまいます。私たちの活動の一つ一つが「誰一人も取り残さない」というSDGsの目標にも繋がっています。「できることから前向きに！楽しく！」をモットーに、これからも人と人とのつながりを大切に活動してまいります。

撮影：阿部章仁