私の住んでいる所は、中国山地の中央の山間地域で稲作と家庭菜園をしています。
我が家の水田は、私が嫁いできた 昭和57年に圃場整備されました。
しかし、畦畔は高い急斜面で畦草刈りに苦労します。専業農家が少なく、大半が兼業農家です。農作業は営農集団で共同作業なのですが、女性の出番は少なくなりました。平均年齢は65歳以上、若者は会社勤めがあり、時間に余裕のある私たちのような夫婦が活躍します。農繁期は夫が機械のオペレーターに、私も田植えや、稲刈りの人出が足りない時は人夫として借り出され、苗配りや籾の搬送をします。
我が家では畑仕事が私の係です。家で食べる野菜はこと欠きません。食べ切れない野菜は子供や友人、近所へお裾分けします。
また、12年前より地域女性10人余りで休耕田を借り野菜を栽培しています。ここでの作業経験や知識が家庭菜園に役立っています。
畑の仲間と年2回収穫祭をします。コロナの時は出来ませんでしたが、畑の野菜とその加工品、山菜でオードブルを作り、そしてG7サミットで振舞われた「比婆牛」で焼き肉会をします。地域の仲間全員で楽しいひと時を過ごします。今年からは復活したいと意気込んでいます。高齢化が進む地域ですが、皆と力を合わせて農業に取り組みたいと思います。