我が家は夫と私と夫の両親で、ごぼう、長芋、人参、ニンニクなどの露地野菜を栽培しています。野菜は天候が生育に影響するので、とても難しい仕事です。
家族で農業を続けるうえで、今まで義父がやってきたやり方と夫のやりたいことが違い、ぶつかったことは何度もありました。しかし、家族でやっていくためには必要なことであり、良いものを作るためには大事なことだと思っています。

私が所属する女性部では、町の文化祭で串餅を販売しています。３年ぶりに開催された今年、初めて販売を担当しました。当日は大行列ができ串餅は大繁盛！お客さんの笑顔は女性部の宝です。

また、家族の理解・応援・協力のもと、令和３年４月から青森県ＪＡ女性組織協議会のフレミズ代表理事を務めています。色々と学ぶ機会を与えてくれた家族にはとても感謝しています。

コロナに負けるなー

私はこれからも農業を通して、新しい仲間を増やし農業の楽しさと、女性部の楽しさを、これからの次世代に繋げていきたいと思います。

私は、昭和58年に畑作と水田の農業に嫁ぎました、当時は機械化が進んでいるとは言え、手作業も多く、早朝より暗くなるまで仕事をしました。
今は主人と息子と種子馬鈴薯、種子大豆、春小麦、加工用スイトコーンを作付けしています。

農業の事、地域の事、何も知らずに飛び込んだ農業に心が折れそうになりました。
そんな時に地区の女性部があることを知り、当たり前に入部しました。
区対抗ミニバレーや体育大会などに参加したり、会館では自慢の手作りを持ち寄り、たわいの無い話でしたが、そこから沢山のヒントや同じ農業者として生き生きとした先輩達に力をいただき私の糧となりました。

また週２回バレーのクラブチームに所属し、今思うと、あんなに忙しい中、応援してくれた家族に感謝するばかりです。

道女性協の役員になった時にはコロナ禍の真っ只中、行動に規制がかかり、思うように活動が出来ない中webなどで会議をして、出来ることから始めようを合言葉に、皆さんの賛同して頂き、令和３年度より子供食堂へお米を寄贈する事が出来ました。
令和４年度よりお米とお砂糖を直接今年食堂へ持ち込み、少数の子供達でしたが、米と砂糖のできるまでをテーマに勉強会、意見交換会を行い、食事の大切や、農業の事など理解してもらう事が出来ました。

今後は、道女性協として子供食堂を立ち上げ食事の提供が出来る事を希望しています。そして子供達に農業の応援団になってもらいたいと強く思います。

「あんたに農業は無理。」と反対されながらも兼業農家に嫁いできたのは４１年前。夫は勤めていたので、義父母と毎日畑に行き、鍬の持ち方から堆肥作り、畝立ての仕方、種の撒き方、手入れ等、１から教えてもらいました。

現在は夫と２人で特栽米１．５ha、露地野菜は旬のものを５０ａほど作り、直売所３か所と学校給食に納入しています。

地元の女性部３５名で「可也仲良し市」産直を始めたのが２８年前で、初めて自分の通帳が持てたことが嬉しく、同時に安心安全な美味しい野菜を作らなければと責任も感じました。学校給食グループに加入してからは、子どもたちに地元の野菜をたくさん食べてもらいたいと作付を増やし、元気に届けています。

令和元年度から、女性部長として活動を続ける中、昨年度「仲間とともにできることから」とフードパントリーの取り組みを始めました。私たちが作る野菜や米、みそを食べてもらいたいという一心で、子ども食堂や親元を離れて学業に励む学生などに無償で提供し、食品ロス削減と地域交流の活性化に頑張っています。

私は、福島県二本松市で、夫、長女、母の4人で家族農業を営み、2016（平成28）年4月からは、年間を通して農家民宿「遊雲の里」を経営しています。
農業の経営概況としては、水稲3ha（コシヒカリ2.3ha、もち米0.7ha）に加え、畑1ha以上（大根、かぶ、ジャガイモなど、自給野菜も含めて50種類以上）を経営しています。また、雨よけハウス7棟で主に大玉トマトを14a栽培しています。

中山間地域においては、子供からお年寄りまで、それぞれの役割分担と協力のもと、家族農業が成り立ってきました。家族農業は、一人ひとりの出番のある仕事だと思っています。
農山村は過疎と言われることがありますが、“何もない”ところに実は宝物がたくさんあるということを伝えていきたいです。

ＪＡ女性部の活動は、“自分磨き”をする場であるとともに、一緒に地域づくりにも取り組むことができます。
民泊を拠点にした農業体験をとおして、この里山の恵みと暮らしを伝えていくとともに、ＪＡ女性部員とともに広げることができたら良いと思っています。