JA全国女性組織協議会は、令和5年1月24日(火)~25日(水)東京都江東区のホテルイースト21東京において「第68回JA全国女性大会」を開催しました。今大会は新型コロナウィルス感染症の感染予防対策を万全にし、3年ぶりの実開催といたしました。また1日目はWebでも配信し、本大会の参加者は実・Web合計683名となりました。各ブロックの活動体験発表や記念講演、フレッシュミズの活動報告、グループワーク等を実施し最後は参加者の総意として大会宣言を提案し、採択されました。
《1月24日(火)》
大会冒頭、JA女性組織綱領の唱和をJA全国女性協の高橋理事の音頭で行いました。
続いて、主催者を代表して洞口会長が開会挨拶を行いました。
次に、来賓として農林水産副大臣の野中 厚様、JA全中代表理事会長の中家 徹様、日本生協連代表理事会長の土屋 敏夫様よりご祝辞を賜りました。そのほか、JF女性連、JA全青協、JA共済連、農林中央金庫、家の光協会、日本農業新聞、農協観光、JA全国厚生連から来賓のご臨席をいただきました。
令和4年度のJA女性組織活動体験発表入賞者の表彰を行いました。各地区から選ばれた6名が登壇し、全国農業協同組合中央会会長賞とJA全国女性組織協議会会長賞が授与されました。
続いて、令和4年度「フレミズ活動“私の一歩”」作文コンクールの入賞者が登壇。入賞者を代表して、優秀賞に輝いた佐賀県JAさが中部地区女性部本庄フレッシュミズ部会の北島久美子さんと熊本県JAあまくさ女性部大矢野総支部フレッシュミズの池田真由美さんに表彰状が授与されました。
続いて、活動体験発表入賞者6名による発表を視聴しました。
1人目は、秋田県JA秋田やまもと女性部山本支部の近藤きぬ子さん。タイトルは「私たちが支える「おらほの農協」」です。
2人目は、山梨県JA南アルプス市女性部の中込恵子さん。タイトルは「JA女性部活動でSDGsに貢献しよう!」です。
3人目は、福井県JA 福井県女性部福井支部の和中由紀子さん。タイトルは「あなたと出会えたこの喜び」です。
4人目は、滋賀県JAグリーン近江女性部の松井美子さん。タイトルは「食を通じて地域とつながる」です。
5人目は、広島県JA三次女性部八次支部の平律香さん。タイトルは「地域コミュニティづくりは世代間のマッチングで☘」です。
最後の6人目は、福岡県JAにじ女性部の江嶋京子さん。タイトルは「未来をつむぐ“にじ”」です。
続いて令和4年度のフレミズ活動“わたしの一歩”作文コンクールで最優秀賞を受賞した、宮城県JAいしのまき女性部矢本地区笑菜会の及川沙織さんの発表を視聴しました。タイトルは「食でつながる笑顔の輪」です。。
次に、第26回JA女性組織フレッシュミズ全国交流集会実行委員による開催報告を行いました。3年ぶりの実開催の模様を当日の写真を映しながら各委員が報告しました。
記念講演は作家であり保護司、またNPO法人「ロージーベル」の代表を務める大沼えり子氏に「未来の子どもたちを救うためのJA女性組織活動とは」をテーマに歌を交えて講演いただきました。子どもたちの貧困の現状や更生の話に参加者は時には涙を流しながら、聴き入りました。
続いて各都道府県の女性組織のみなさんから「JA女性組織のパワーは地域のこれ!」と題して30秒間スピーチ動画のご紹介。各地の自慢や楽しい活動がたくさん発表されました。
《1月25日(水)》
《2日目開会》
健康寿命100歳プロジェクトの体操「アグリサイズ」を太田副会長のリードにあわせ、全員で行いました。最後には紙飛行機を飛ばし、キャッチした人には、プレゼントがありました。
2日目の記念講演は、東北弁落語家の六華亭遊花氏の「なまって笑ってコミュニケーション」と題して講演いただきました。「方言を使えるのは平和だからこそ」「女性が笑っていると世の中が平和」という話に、会場でもたくさんの参加者が頷いていました。
笑いがあふれた後は、グループワークです。テーマは「地域と関わるJA女性組織」。4人の班を基本とし、女性組織の活動が地域とどのように関わるのかを「食」「農」「次世代育成」の3つの中から選び、対話を始めました。最後は討議結果として「わたしたちは、明日から○○をします!」と今後の取り組みについて3名が発表しました。
参加者の総意として大会宣言の提案を行いました。会場内からは拍手で賛同をいただきました。
最後にJA女性の歌をコロナ対策のため小さなつぶやき声で全員で歌いました。
太田副会長の閉会の挨拶により、2日間の大会を終了しました。